立夏は夏の始まりの時期です。五月晴れの空に、こいのぼりが気持ちよさそうに泳ぎます。夏の兆しが見え始める頃の恵那市は、暑くも寒くもなく、湿度も低く一年のうちでも過ごしやすい季節ではないでしょうか。この時期の風は薫風と呼ばれています。ゆっくりと、そして確実に新緑は葉を大きくし、さわさわと揺れる木漏れ日が美しい、レジャーやお出掛けに最適の季節です。
私の住まいは、田んぼと山に囲まれています。朝は、田植えのトラクタ―音を聞きながら仕度をします。そして夜は蛙が鳴き大合唱は眠るまで続きます。学生の頃は、電話中に「蛙の音がするね。」と言われてとても恥ずかしい思いをしたものです。今に至ってはこれがないと眠れないかもしれません。
そんな蛙が種まきトレーにやってきて挨拶してくれます。かっこいい灰褐色になった姿を褒めてみました。「蛙」は春の季語ですが、「雨蛙」は夏の季語です。