2022『立夏』

恵那の立夏

立夏は夏の始まりの時期です。五月晴れの空に、こいのぼりが気持ちよさそうに泳ぎます。夏の兆しが見え始める頃の恵那市は、暑くも寒くもなく、湿度も低く一年のうちでも過ごしやすい季節ではないでしょうか。この時期の風は薫風と呼ばれています。ゆっくりと、そして確実に新緑は葉を大きくし、さわさわと揺れる木漏れ日が美しい、レジャーやお出掛けに最適の季節です。

私の住まいは、田んぼと山に囲まれています。朝は、田植えのトラクタ―音を聞きながら仕度をします。そして夜は蛙が鳴き大合唱は眠るまで続きます。学生の頃は、電話中に「蛙の音がするね。」と言われてとても恥ずかしい思いをしたものです。今に至ってはこれがないと眠れないかもしれません。

そんな蛙が種まきトレーにやってきて挨拶してくれます。かっこいい灰褐色になった姿を褒めてみました。「蛙」は春の季語ですが、「雨蛙」は夏の季語です。

発酵のまちづくり

先日、農学博士で、恵那市たべる推進協議会のアドバイザーでいらっしゃる小泉武夫先生のセミナーに参加しました。「発酵で健康」発酵の魅力ここにあり!」と題され、その魅力に迫ることができました。『発酵のまちづくり』がこれから始まるのだとわくわくします。

恵那市で開催された理由の一つには、代々続く酒蔵と味噌蔵があり、そして麹屋が4軒もあるのです。恵那が持っている強みを生かすことが出来るというのも改めてそうだなぁと思いました。

恵那市では今も味噌を家庭で作ることも多く、昔ながらの発酵食も残っています。小泉先生も舌鼓を打ったといわれる、鳥やするめの麴漬けも恵那の郷土料理です。長きにわたって日本人の健康を支え続けてきた発酵食品は、コロナ禍で第三次発酵ブームといわれていますが、恵那市にとって発酵は身近にあるものだと再確認しました。ここで暮らす私たちが発酵のまちだという自負心が持てるよう、発酵の魅力を発信していきたいと思います。

えなえーるの本棚と小泉先生の色紙

みかさぎ麹屋のおもてなし料理【恵那のごはん】

夏バテ解消

消化吸収がよく栄養価の高い発酵食品は、夏バテ解消や疲労回復に効果があるといわれます。暦の上では夏になる立夏。今から夏バテ解消や疲労回復のことも気になります。

「甘酒」が夏の季語なのは、江戸時代、夏バテに効果があるということで、甘酒売りが売り歩いた背景があるようです。さらに時代の文献から中山道宿場の朝食のレシピを見つけたと小泉先生。それは「納豆と油揚げと豆腐の味噌汁」です。

日本橋から東海道、中山道とルートは二つありますが、中山道のほうが東海道より1,8倍疲労感があったといわれているそうです。そんな中山道で朝食に出された味噌汁の再現は、家庭でも出来ること。ぜひともお試しください。

これからの季節は発酵を知ることや、発酵を取り入れた献立作りにはぴったりかもしれません。

えなえーるにてチラシを配布しています

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kotomi mizuno

kotomi mizuno

kimono文化(呉服販売、着付け師)に触れたことで日本の暦に流れるように生活したいと思うようになりました。
えなえーるでは、恵那の強みを二十四節気で綴っています。
今後は土から始まり土に還る循環を学びたいと思います。畑で育てる藍、湧き出る水、山から伐りだした薪で作った灰で藍染に挑戦します。

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