一年でもっとも寒い時期、『大寒』に入りました。暖房をつけてもなかなか暖まらない寒い朝。そして家から出ると冷たい空気がトゲのように突き刺さります。車で通勤する途中、雪と雪解け水が凍りついた道路の様子がまた寒さを助長していますが、今年も山岡町の寒天の作業には魅了されます。
また厳冬期である寒の内に汲む水を「寒の水」と呼び、この水で仕込んだお酒や、味噌、醤油はおいしくなると言われてきました。不純物や雑菌がもっとも少ない時期であることを、昔の人は経験的に知っていたのでしょう。そしてこの厳しさは春に向けエネルギーをたくわえる大切な季節でもあるのです。