本格的な冬の寒さが訪れる時期です。小寒から節分までを「寒(かん)」といい、小寒に入る日を「寒の入り」ともいいます。暦のうえでは冬の寒さが一番厳しい時期の入り口です。山々が雪で覆われ絵画のようですね。吐く息は白く、頬がピリッと痛くなる頃です。
恵那市ではこの寒さの中、白菜や、ちぢみほうれんそうなどがお店に並びます。野菜の敵と言われる霜が野菜を甘くおいしくさせる理由は「自己防衛」に由来するそうです。白菜やちぢみほうれん草は自分を守るために養分のデンプンを糖に変えていきます。それが自然の甘みになるのだそう。この「寒の入り」で私たちはどんな養分を蓄えられるのでしょうか。