2022『立秋』

お知らせ

恵那の立秋

八月に入り夏休みのまっただなか。子ども達が川で遊んだり、スイカを食べたり、夜になると星を観察している姿を見かけます。私も夏の大三角形を一緒に観察し、恵那の夏を満喫する子ども達を見て嬉しくなります。そんな姿もこの時期ならではの風物詩です。

それでも立秋を過ぎれば日を追うごとに空や雲の様子が秋を感じ、夕暮れ時にはスズムシやコオロギなどの美しい鳴き声も耳にするようになり、残暑のなかに潜む小さな秋を見つけることが出来ます。

暦の上では秋となり、この頃からの暑さは「残暑」と呼ばれます。

恵那市は地域の食の魅力を発信しており、中でも発酵に力を入れています。この夏から東京農業大学名誉教授で農学博士、恵那市たべる推進協議会のアドバイザーでいらっしゃる小泉武夫先生の【発酵の学校 恵那サテライト教室】も開催されています。

今回は日本の発酵食品の原点といわれる麹、そしてお漬物と乳酸菌を学びました。麹は清酒、醤油、味噌、焼酎、味醂等に使われています。日本の食の歴史は麹失くして語れません。現在も一日の食事に麹を口にしない日はないのかもしれませんね。

麹菌は2006年に国菌と認定されています。また2013年には和食がユネスコの無形文化遺産に登録されています。自然の美しさや季節の移ろいの表現、郷土に伝えられる年中行事と発酵食品が関わっており、世界で認められているのです。この学びは二十四節気を学ぶ私にとっても点と点が繋がっていく感覚を覚えました。

これからも恵那の強みと強みを繋げ、恵那の魅力を発信していけたらいいなと思います。

笠置山からの流水で育った稲と出麹

みかさぎ麹屋にて

8月5日は発酵の日

8月5日は8と5の語呂合わせから発酵の日です。えなえーるでは、「発酵おうちごはん」と題し講座を設け、塩麴、醤油麹などの発酵食品を手軽に取り入れてもらう発信をしています。なんと今年の発酵の日は笠置山にあるキャンプ場から【ゆるっと発酵の森~森で癒され、発酵食で体の中から元気になる~】と題し、アウトドアイベントが開催されます。恵那の豊かな自然の中でも発酵の力を使ったおいしくて楽しいイベントです。「発酵×アウトドア」で心も体も癒された一日となりそうです。

味噌や醤油、納豆、漬け物、甘酒などの伝統的な発酵食品は、栄養素を効率的にチャージできるからだにやさしい食べもの。この残暑に発酵食品を取り入れてみてはいかがでしょうか。

8月5日は発酵の日!ライブ配信

昨年の発酵の日はYouTube配信をしました

タップすると見られます

残念ながら雨の予報で【ゆるっと発酵の森は中止になりました】

 

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kotomi mizuno

Kimono文化(呉服販売、着付け)に触れたことで日本の暦に流されるように生活したいと思うようになりました。恵那にUターンしてから恵那の歴史や強みを知りました。恵那の強みを二十四節気で綴っています。時代の流れが速すぎてもスロウで心地良いコトやモノに触れていたいです。
土から始まり土に還る循環を学びたいと思います。畑で育てる藍、湧き出る水、山から伐りだした薪で作った灰で藍染に挑戦します。

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