2022 『霜降』 

お知らせ

恵那の霜降

この時期になると気温がぐっと下がり、空気中の水分が凍って草木の表面や地面につくと霜になります。このひとつ前の節気は、寒くても凍っていない露でしたが、「霜降」では凍って霜になるのですね。今年の初霜はいつになるのでしょうか。

「霜降」の節から「立冬」までに吹く北風は「木枯らし」と呼ばれます。天気予報などでそんな言葉を聞くと、ますます冬の到来を強く感じるものです。最近は秋日和が続き、恵那市はまだそれほど冷え込みを感じません。それでも寒さの厳しい山間部。急な「木枯らし」に備えて冬支度をしたいと思います。

「霜」は冬の季語。「冬支度」は秋の終盤、まさに今の季語です。これから到来する冬に向けて準備したいですね。

笠置山からの眺め2022年10月14日

山粧う

もみじや蔦が色づいてくる頃。葉が赤色に変わることを「紅葉」と呼び、銀杏のように黄色に変わることは「黄葉」と呼びます。また、秋の山が紅葉することを「山粧う(よそおう)」といいます。

この時期は、ひと雨ごとに気温が下がっていきます。木々の紅葉には、朝晩の冷え込みが関係しています。朝の最低気温が10度以下になると紅葉がはじまり、気温が低くなるほどに、葉は色鮮やかに染まっていくのだそうです。

寒くなると聞くとネガティブな意味合いも含んでいそうですが、人々は「山粧う」景色を待ち望みます。朝の出勤時間には、秋の霧と山々の紅葉が視界に入ってくるたびに豊かさを感じます。

銀杏 リサイズ
霜 写真

発酵の学校

大暑の頃から始まった発酵の学校の修了式を終えました。恵那市サテライト会場では44名が『発酵食品ソムリエ』に認定されました。発酵の郷の第一歩です。

発酵の学校を通して、恵那市にもたくさんの発酵食品があることを知ります。恵那市には代々受け継がれてきた酒蔵や、味噌蔵があり、麹屋も四軒あります。また発酵の文化は家庭やコミュニティなどでも守られてきました。

日々の生活にすぐに取り入れられる発酵食品は先人の知恵の賜物です。腐りにくく、栄養価が高くて、おいしくなること。究極な自然食品であり、歴史性文化性が高いということを学びました。

今までの発酵を掘り下げることはもちろん、これからの「発酵のまちづくり」も発信していきたいと思っています。

恵那食農ポータルサイトTABETORU
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kotomi mizuno

Kimono文化(呉服販売、着付け)に触れたことで日本の暦に流されるように生活したいと思うようになりました。恵那にUターンしてから恵那の歴史や強みを知りました。恵那の強みを二十四節気で綴っています。時代の流れが速すぎてもスロウで心地良いコトやモノに触れていたいです。
土から始まり土に還る循環を学びたいと思います。畑で育てる藍、湧き出る水、山から伐りだした薪で作った灰で藍染に挑戦します。

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