昨年からこの二十四節気では、恵那の田植えに触れてきました。見渡す限り田んぼの地域の恵那。それぞれの作り手の豊作への願いは、はかり知れません。米どころの恵那では、メンヒルのような立石もあり、恵奈の里次米(すきまい)お田植え祭りがあり、日本の棚田百選に選ばれた坂折棚田もあります。ほとんど農民だった歴史があり、結(ゆい)の文化で田植えが行われてきました。
時代は違っても、どの歴史を切り取っても祈りがあります。
地域のお祭りなどの機会が減り、祈る姿を見ることが減ったのも関係あるのか、人々が手を合わせ祈る姿がとても美しく感じ、はっとしました。世代によっても違うのでしょうか。
短夜の夏至には、キャンドルを灯し、自分なりの祈りを問うてみたいと思いました。